LIPS and Teeth 牛込歯科

エラボトックスの失敗例とは?原因と防ぐためのポイントを歯科医師が解説

「エラボトックスに興味はあるけれど、失敗したらどうしよう」「表情が不自然になったり、頬がこけたりしないか心配」と、施術に踏み切れない方は少なくありません。

エラボトックスは咬筋にアプローチする施術ですが、注入量や注入部位が適切でないと、思わぬ仕上がりになることがあります。ただし、失敗の多くは原因がはっきりしており、事前の対策で防ぎやすいものでもあります。

この記事では、エラボトックスの代表的な失敗例とその原因、失敗を防ぐためのポイントを歯科医師の立場から解説します。新宿でエラボトックスを検討している方もぜひ参考にしてください。

エラボトックスの失敗例とは?よくあるケース

表情が不自然になる・笑顔が引きつる

エラボトックスの失敗として代表的なのが、表情が不自然になったり、笑顔が引きつったりするケースです。これは、狙った咬筋ではなく、口角を引き上げる笑筋や大頬骨筋といった別の表情筋に薬剤が作用してしまうことで起こります。

笑ったときに口角が片方だけ上がりにくくなったり、笑顔がこわばって見えたりすることがあります。早い場合は施術から1週間以内に症状が現れることがあります。

頬がこける・老け顔に見える

咬筋が過度に縮小することで、顔のボリュームバランスが崩れ、頬がこけたように見えることがあります。特にもともと頬の脂肪が少ない方や痩せ型の方に起こりやすい失敗です。

頬こけの詳しい原因や回復までの経過については、別の記事でも解説しています。気になる方はあわせてご確認ください。

顔の左右差・でこぼこが生じる

注入する量や部位が左右で異なると、咬筋の縮小具合に差が出て、顔に左右差が生じることがあります。また、注入量が咬筋の状態に合っていないと、表面がでこぼこして見えることもあります。

これらは注入の技術や、咬筋の状態を正確に把握できていないことが原因となることが多いです。

エラボトックスの失敗が起こる原因

注入量が多すぎる・少なすぎる

失敗の大きな原因のひとつが、注入量が咬筋の状態に合っていないことです。注入量が多すぎると咬筋が過度に縮小して頬こけを招いたり、薬剤が周囲の筋肉に流れて表情の不自然さを引き起こしたりします。

一方、注入量が少なすぎると十分な効果が得られず、「効果を感じられなかった」という不満につながります。その方の咬筋の発達度合いに合った適量を見極めることが重要です。

注入する部位・深さが適切でない

咬筋は立体的な構造をしており、その走行や深さを正確に理解した上で注入する必要があります。注入する部位が浅すぎたり、標準と異なる位置に注入されたりすると、薬剤が咬筋以外の表情筋に拡散し、笑顔の引きつりなどの失敗を招くことがあります。

顔の筋肉は複雑で、一つの動作に対して複数の筋肉が連動して動きます。筋肉の層や表情の癖を踏まえた注入が求められます。

施術後のケアが適切でない

施術後のケアも失敗を左右します。エラボトックスを受けてすぐに患部を強く揉んだりマッサージしたりすると、注入した薬剤が周囲の筋肉に流れてしまい、意図しない部位に作用するリスクがあります。

施術後しばらくはエラ周辺のマッサージや強い刺激を避けることが、失敗を防ぐために大切です。

エラボトックスで失敗しやすい人の特徴

痩せ型・頬の脂肪が少ない人

もともと痩せ型で頬の脂肪が少ない方は、咬筋が縮小したときに頬こけが目立ちやすい傾向があります。こうした方は、注入量を慎重に調整する必要があります。

顔全体のボリュームバランスを事前に確認しておくことが、失敗を防ぐポイントになります。

エラ張りの原因が骨格にある人

エラの張りが咬筋ではなく骨格そのものによる場合、エラボトックスを受けても十分な効果が得られにくく、「失敗した」「効果がなかった」と感じることがあります。

奥歯を噛みしめたときにエラ部分が大きく膨らむかどうかが、筋肉による張りか骨格による張りかを見分けるひとつの目安です。骨格が原因の場合は、事前にその旨を理解しておくことが大切です。

咬筋の状態を把握せずに施術を受ける人

自分の咬筋がどのくらい発達しているかを把握しないまま施術を受けると、注入量のミスマッチが起こりやすくなります。咬筋の状態が不明確なまま施術すると、効果不足や過剰な縮小といった失敗のリスクが高まります。

施術前に咬筋の状態を正確に把握することが、失敗を避けるための重要なステップです。

エラボトックスで失敗したと感じたときの対処法

多くの症状は時間の経過とともに戻る

エラボトックスで失敗したと感じても、ボツリヌストキシンの効果は永続的なものではありません。薬剤には元に戻す製剤はありませんが、時間の経過とともに効果が薄れ、多くの症状は数ヶ月かけて元の状態に近づいていきます。

表情の引きつりや頬こけなども、効果が切れるにつれて和らいでいくのが一般的です。まずは焦らず経過を見守ることが大切です。

自己判断で追加注入をしない

失敗が気になるからといって、自己判断で別の部位に追加でボトックスを注入することは避けましょう。原因を正しく把握しないまま追加施術を行うと、かえってバランスが崩れる可能性があります。

対処法は失敗の原因によって異なるため、必ず施術を受けた医療機関や歯科医師に相談してください。

気になる症状は医療機関に相談する

表情の引きつりや左右差、頬こけなどが気になる場合は、我慢せずに医療機関に相談しましょう。症状の経過や今後の対応について、専門的なアドバイスを受けられます。

不安な状態を一人で抱え込まず、早めに相談することが安心につながります。

歯科医師コメント

エラボトックスの失敗について相談を受けるとき、私がお伝えしているのは「失敗の多くは、咬筋の状態を正確に把握できていないことから起こる」ということです。表情の引きつりも頬こけも、注入量や注入部位が咬筋の状態に合っていないことが原因の多くを占めます。

だからこそ、私は施術前に咬筋の状態を客観的に把握することを何より大切にしています。当院では咬筋力を数値化できる機器を導入しており、その方の咬筋がどのくらい発達しているかを測定した上で、適切な注入量を見極めています。感覚だけに頼らず数値で判断することで、注入量のミスマッチによる失敗を防ぎやすくなります。

また、咬筋は咀嚼やかみ合わせに関わる筋肉です。その構造を日頃から診ている歯科医師だからこそ、咬筋と周囲の表情筋の境界を意識した注入ができると考えています。失敗が心配な方こそ、まず咬筋の状態を診させてください。

Lips and Teeth Dental 牛込歯科 院長 康 明実 (昭和大学歯学部卒/ニューヨーク大学歯学部審美歯科 臨床研修) 

エラボトックスの失敗を防ぐためのポイント

咬筋の状態を数値で正確に把握する

失敗を防ぐうえで最も大切なのは、施術前に咬筋の状態を正確に把握することです。咬筋力を数値で測定できれば、その方に合った注入量を見極めやすくなり、注入量のミスマッチによる失敗を防ぎやすくなります。

感覚や見た目だけでなく、客観的なデータをもとに施術を進めることが、失敗のリスクを抑えることにつながります。

咬筋と表情筋の境界を理解した施術を受ける

表情の引きつりなどの失敗は、薬剤が咬筋以外の表情筋に拡散することで起こります。咬筋と笑筋・大頬骨筋などの境界や、筋肉の走行・深さを正確に理解した上で、適切な部位・深さに注入することが失敗を防ぐために重要です。

口周りの筋肉の構造に精通した施術者を選ぶことが、失敗を避けるポイントになります。

施術前のカウンセリングと施術後のケアを丁寧に行う

施術前のカウンセリングで、エラ張りの原因が筋肉か骨格か、頬の脂肪量や顔全体のバランス、咬筋の状態を確認しておくことが大切です。また、施術後にエラ周辺を強く揉まない、マッサージを控えるなど、適切なアフターケアを守ることも失敗を防ぐうえで欠かせません。なお、エラボトックスは保険適用外の自費診療です。

新宿でエラボトックスを受けるなら|Lips and Teeth Dental 牛込歯科の特徴

咬筋測定機器「マイオニクス」で咬筋力を数値化

当院では、咬筋力を客観的に測定できる筋電計「マイオニクス(MyOnyx)」を導入しています。咬筋の活動量をその場で数値化することで、「今どのくらい咬筋が発達しているか」を見える化できます。

この測定により、その方の咬筋の状態に合った適切な注入量を判断しやすくなり、注入量のミスマッチによる失敗のリスクを抑えやすくなります。失敗が心配な方も、客観的なデータをもとに施術できることが当院の大きな強みです。

口周りの筋肉に精通した歯科医師による施術

表情の引きつりなどの失敗は、薬剤が咬筋以外の表情筋に拡散することで起こります。当院では、口周りの筋肉や顎の動きを日頃から診ている歯科医師が施術を行います。咬筋と周囲の表情筋の境界や筋肉の構造を理解した上で、意図しない筋肉に薬剤が広がらないよう、適切な部位・深さ・量で注入することを心がけています。

審美と機能を両立する視点でのご提案

当院は、昭和大学歯学部卒業後、ニューヨーク大学(NYU)歯学部の審美歯科にて臨床研修を修了した院長が診療しています。見た目の美しさと噛む機能の両立を重視したアプローチを大切にしており、フェイスラインを整えながら顔全体のバランスや咀嚼への影響も考慮した施術プランをご提案します。

まとめ|エラボトックスの失敗は事前の対策で防ぎやすい

エラボトックスの失敗に関するポイントをまとめます。

  • 代表的な失敗は表情の引きつり・頬こけ・顔の左右差やでこぼこ
  • 失敗の主な原因は注入量のミスマッチ・注入部位や深さの不適切・施術後のケア不足
  • 痩せ型の方・骨格が原因の方・咬筋の状態を把握せず施術を受ける方は失敗しやすい
  • 失敗と感じても多くの症状は時間の経過とともに元に戻る
  • 自己判断で追加注入せず、気になる症状は医療機関に相談する
  • 咬筋の状態を数値で把握することが、失敗を防ぐ重要なポイント

「失敗が心配でエラボトックスに踏み切れない」という方は、まず歯科医師による診察と咬筋の測定を受けることをおすすめします。新宿・市谷エリアのLips and Teeth Dental 牛込歯科では、マイオニクスによる咬筋測定をもとに、失敗を防ぐ施術をご提案しています。

よくある質問(FAQ)

Q. エラボトックスの失敗にはどんな例がありますか?

エラボトックスの代表的な失敗例には、表情が不自然になる・笑顔が引きつる、頬がこける、顔に左右差やでこぼこが生じるなどがあります。これらの多くは、狙った咬筋ではなく周囲の表情筋に薬剤が作用してしまったり、注入量が咬筋の状態に合っていなかったりすることが原因です。ただし、ボツリヌストキシンの効果は永続的ではないため、多くの症状は時間の経過とともに元の状態に近づいていきます。

Q. エラボトックスの失敗は元に戻りますか?

エラボトックスには効果を打ち消す製剤はありませんが、ボツリヌストキシンの効果は永続的なものではないため、失敗と感じる症状の多くは時間の経過とともに薄れ、数ヶ月かけて元の状態に近づいていきます。表情の引きつりや頬こけなども、効果が切れるにつれて和らいでいくのが一般的です。気になる症状がある場合は自己判断で追加注入せず、施術を受けた医療機関に相談してください。

Q. エラボトックスの失敗を防ぐにはどうすればいいですか?

エラボトックスの失敗を防ぐには、施術前に咬筋の状態を正確に把握し、その方に合った適切な注入量を見極めることが大切です。また、咬筋と周囲の表情筋の境界を理解した部位・深さへの注入や、施術後にエラ周辺を強く揉まないといったアフターケアも重要です。咬筋力を数値で測定できると、注入量のミスマッチによる失敗を防ぎやすくなります。口周りの筋肉に精通した施術者に相談することをおすすめします。

Q. エラボトックスで失敗しやすいのはどんな人ですか?

エラボトックスで失敗しやすいのは、もともと痩せ型で頬の脂肪が少ない方(頬こけが目立ちやすい)、エラ張りの原因が咬筋ではなく骨格にある方(効果を感じにくい)、咬筋の状態を把握せずに施術を受ける方(注入量のミスマッチが起こりやすい)などです。これらに当てはまる方は、施術前に咬筋の状態や顔全体のバランスを確認しておくことで、失敗のリスクを抑えやすくなります。

Q. 新宿でエラボトックスの失敗が心配な場合に相談できる歯科医院はありますか?

はい、Lips and Teeth Dental 牛込歯科(東京都新宿区市谷薬王寺町)では、エラボトックスの失敗が心配な方のご相談も承っています。当院では咬筋力を数値化できる「マイオニクス」を導入し、咬筋の状態を客観的に測定した上で適切な注入量を見極めています。口周りの筋肉に精通した歯科医師が、咬筋と表情筋の境界を意識した施術を心がけていますので、「失敗が怖くて踏み切れない」という方もお気軽にカウンセリングへお越しください。

 

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監修者:康 明実
Lips and Teeth Clinic 牛込歯科 院長

一般歯科から審美歯科まで幅広い診療を行い、特にお口元の美容と健康をトータルにサポートする治療を得意としています。「白い歯は人生を変える力がある」という信念のもと、患者様一人ひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。妊娠中や授乳中の患者様への配慮も大切にし、安全で安心な治療の提供に努めています。

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