歯科における各種点滴療法と適応疾患
・高濃度ビタミンC点滴療法
ビタミンCを約10〜25g点滴します。コラーゲン増進促進効果があり、顎骨の健全化と、抗炎症を主目的として用いられています。歯周病、歯肉炎の治療・予防にも高い効果が期待されます。また傷の治りを早くするので、抜歯後や外科治療後のケアにも効果が期待されます。
・グルタチオン点滴療法
還元型グルタチオンを高用量で投与します。パーキンソン病による咀嚼機能の改善が期待されます。また、歯の詰め物「アマルガム」から溶け出すことがある、水銀などの有害金属の解毒に期待されます。
・マイヤーズカクテル点滴療法
ビタミンB群、ビタミンC、マグネシウム、カルシウムを点滴します。歯周病、口内炎などの治療・予防、傷の治りを早くするので抜歯後や外科治療後のケアにも効果的です。また自律神経の正常化・血流改善などにも効果があるため、原因不明の歯の痛み(非歯原性疼痛)の改善にも効果が期待されます。
